学会運営では、シンポジスト(シンポジウム演者)への依頼メールが必須になります。しかし初めて担当すると、
「どこまで書くのが正解?」
「失礼にならない文章は?」
と迷う場面も多いと思います。
この記事では、**誰でもそのまま使える「シンポジスト依頼メールテンプレート」**と、
メール作成時のポイントをまとめて紹介します。
シンポジスト依頼メールの全体構成
基本構成は次の通りです。
- 宛名(御侍史)
- 冒頭の挨拶・感謝
- 開催概要(日時・会場・セッション名・枠)
- 演者・役割の案内
- 演題名の提出依頼
- 抄録入力フォームの案内
- 今後の流れ(抄録確定スケジュール)
- 問い合わせ先
- 学会事務局署名
これらを押さえておけば、どの学会でも問題なく使用できます。
【コピペ可】シンポジスト依頼メールテンプレート
(※名前・大学名・学会名・日時・URL等を差し替えてご利用ください)
◯◯大学 医学部 ◯◯科
教授 ◯◯ ◯◯ 先生 御侍史
平素より大変お世話になっております。
◯◯学会 ◯◯大会 事務局でございます。
このたびは、◯年◯月◯日開催の ◯◯(学会名) において、
シンポジストをお引き受けいただき、誠にありがとうございます。
抄録準備に際し、以下ご連絡とお願い申し上げます。
■ シンポジウム概要(予定)
- 日時:◯月◯日(◯) ◯:◯◯〜◯:◯◯
- 会場:◯◯市 ◯◯ホール(最寄:◯◯駅 徒歩◯分)
- セッション名:「◯◯◯◯」(仮題)
- 構成:30分枠(講演25分+質疑5分)
※一般演題数により変更となる場合がございます。
■ 演者(予定)
- ◯◯ ◯◯ 先生(◯◯大学)
- ◯◯ ◯◯ 先生(◯◯大学)
- ◯◯ ◯◯ 先生(◯◯大学)
■【お願い①】演題名(仮題)のご提出
差し支えなければ、
◯月◯日頃までに、仮題でも構いませんので“演題名”をお知らせいただけますと幸いです。
■【お願い②】抄録のご提出
以下のフォームより、抄録をご入力ください。
◯月◯日を一次締切とさせていただきますが、
期間内は何度でも編集が可能です。
▼シンポジスト用抄録登録フォーム
https://example.com/form12345
(※URLは各学会で差し替えてください)
■【今後の流れ】
◯月◯日以降、ご入力いただいた抄録を演者の先生方と共有し、
発表順・演題名・抄録を◯月末を目処に確定いたします。
揃い次第、あらためてご連絡申し上げます。
ご不明の点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
◯◯学会 ◯◯大会 事務局
(所属)◯◯大学 ◯◯学講座内
〒◯◯◯-◯◯◯◯
Email:xxxx@example.com
TEL:000-000-0000
URL:https://example.com
学会事務が押さえておくべきポイント
✓ 日付・場所は必ず記載
演者がスケジュール調整しやすくなります。
✓ 発表時間は“仮”でも書く
確定でなくても問題ありません。
「未定です」より、仮で書いた方が親切です。
✓ 演題名の締切は短めでOK
演者は仮題を出すので、早めに締め切っても支障ありません。
✓ Googleフォームは“何度でも修正可”が鉄則
多くの学会が使う方式のため、安心して利用してもらえます。
✓ 抄録確定日を最初に示しておく
後から催促する必要が減り、事務作業が圧倒的に楽になります。
まとめ
シンポジストへの依頼メールは、
「情報の整理」+「丁寧な案内」 が最も重要です。
この記事に掲載したテンプレートを使えば、
形式を整えながら、必要事項を漏れなく伝えることができます。

コメント