学会事務局や研究会運営をしていると、
「複数のWord文書をPDFにまとめて、あとからページ番号を振りたい」
という場面が頻繁にあります。
その際、完全無料で使えて高機能な PDF24 が非常に便利です。
この記事では、
✔ Word → PDF → 結合 → ページ番号追加までの流れ
✔ おすすめ設定
✔ 私が実際に使用した設定(実例)
を紹介します。
■ 手順①:WordファイルをPDF化する
Microsoft Word →「ファイル」→「名前を付けて保存」→ PDF を選択するだけでOK。
■ 手順②:複数PDFを1つにまとめる
「PDF24のPDF結合」もしくは「CubePDF Utility」を利用。
- PDF24へアクセス(https://www.pdf24.org/ja/)
- *PDF24を各自のPCにインストールすることも可能です。
- 「PDFを結合」をクリック
- ファイルをドラッグ&ドロップ
- 順番調整 → 「PDFを作成」
*複数のPDFの結合と並び替えは、「CubePDF Utility」も見やすくて、おすすめです。
CubePDF Utility - 無料・ダウンロード
CubePDF Utility 無料ダウンロード。 CubePDF Utility 0.41b: 直観的でわかりやすい無料PDF編集ソフトCubePDF Utility. 幅広いユーザーに使ってもらえるように、と必要な機能だけに絞り込んで開発されたもの。PDFの作成はできないが、ページの分割、結合、
■ 手順③:ページ番号を追加する
PDF24には「ページ番号追加」専用ツールがあります。
- PDFファイルをアップロード
- 設定を調整(下記参照)
- 「ページ番号を追加する」をクリック
■ 私が実際に使用した設定
- パターン:
-{NUM}– - フォント: Calibri – Regular
- フォントサイズ: 14
- 位置: 下、中央
- アングル or 角度: 0°
- 色: 黒
- 空間 X: 0 mm
- 空間 Y: 10 mm
- 最初のページ: 1
- オフセット: 0
■ 一般におすすめの設定
ページ番号は実務上「下中央」が最も読みやすく、印刷時も安定します。
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| パターン | {NUM} / {COUNT}:総ページ数を入れたい場合。-{NUM}-:ページ数を-(ハイフン)で囲った場合。 |
| フォント | Calibri または Arial |
| サイズ | 12〜14 |
| 位置 | 下、中央 |
| 色 | 黒 |
| 余白(Y) | 8〜12 mm |
| 最初のページ | 1 |
| オフセット | 0 |
■ PDF24が優れている理由
- 完全無料
- オフラインでも使えるし、ソフトを各自のPCにインストールして使用する事も可能
- 結合 → 番号付け → 圧縮 を全部1つのソフトで完了
- 操作が直感的で、事務局の短時間作業に最適
特に抄録集・講演資料・名簿などページ数の多いPDFでは重宝します。
■ まとめ
PDFでの資料作成では、
「複数PDFを結合 → ページ番号を追加」 という作業は必須ですが、PDF24を使うと非常に効率的です。
この記事で紹介した
- あなたが使った実際の設定
- 事務局向けの標準設定
を参考にすれば、どんなPDFでもすぐに整った資料に仕上がります。

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