【第6部】処理をまとめて自動実行!Googleフォーム送信時に一括処理を行う方法

仕事

これまでの記事では、演題登録に関する各種処理について、個別に仕組みを紹介してきました。

  • 登録内容に受付番号を付ける
  • 抄録をGoogleドキュメントとPDFで出力する
  • 登録者に自動でメールを送信する

今回は、それらの処理を1つのスクリプトに統合し、フォーム送信時にすべて自動実行する方法をご紹介します。これにより、登録から通知までの流れを完全自動化できます。


すべての処理を一括で動かす「メイン関数」

以下のように、それぞれの処理を呼び出す関数を1つにまとめます:

function mainOnSubmit(e) { 
assignEntryNumbersAndInitStatus();
// 第3部での関数名を使用
generateAbstractDocs(); // 第4部での関数名を使用
sendAbstractEmails(); // 第5部での関数名を使用
}

この mainOnSubmitフォーム送信トリガーに設定することで、
登録があった瞬間に、番号付与・ファイル出力・メール送信までが一括で行われます。


トリガーの設定方法

  1. スクリプトエディタを開く
  2. 左側の「⏰アイコン(トリガー)」をクリック
  3. 右下「トリガーを追加」
  4. 関数に mainOnSubmit を選択
  5. イベントの種類に「フォーム送信時」を選ぶ:これにより、フォームに投稿があった瞬間に内容が処理されます。
  6. 保存して完了!

この方法のメリット

メリット内容
手作業ゼロ受付から通知まで完全に自動化
トリガーが1つで済む複数の処理を分割して設定する必要がない
順序が明確出力 → 通知 などの処理順をコントロールしやすい
スクリプト管理が楽全体が一つの関数にまとまって見通しが良い

注意点・デメリット

デメリット解説
一部でエラーが出ると全体が止まる途中で失敗しないよう try...catch を使うのがベター

まとめ

これまで分けて作ってきた処理を、1つにまとめてトリガー実行することで、演題登録からメール送信までを一気に処理できるようになりました。
この仕組みは、学会・研究会の参加登録・演題登録管理だけでなく、アンケート対応、イベント受付などさまざまな場面で応用可能です。

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