発表と発表の合間や、会場案内などを表示する「幕間放映スライド」。
設定しておくと、操作なしで自動的にスライドが切り替わり、最後まで再生されたあとも繰り返しループします。
店頭デモやイベント会場でもよく使う方法です。ここでは Windows版 PowerPoint を例に、繰り返し再生の設定方法を解説します。
1. 「スライドショーの設定」を開く
メニュー上部の [スライドショー]タブ をクリックします。
続いて [スライドショーの設定] を選択します。
画面が変わり、「スライドショーの設定」ダイアログが開きます。
2. 自動繰り返しを有効にする
ダイアログ内の「オプション」の下にある
[Escキーが押されるまで繰り返す] にチェックを入れます。
これで、最後のスライドに到達しても自動的に先頭へ戻ります。
3. 再生するスライド範囲を確認する
*すべてのスライドを使用したい場合
「スライドの表示」のなかの「すべて」を選択します。「OK」を選択して閉じます。
*特定の範囲だけ繰り返したい場合
「スライドの表示」のなかの「スライド指定」という項目で、最初と最後のスライド番号が指定できます。その後「OK」を選択して閉じます。
例)スライド 5〜8 だけをループしたい
→ 「5」と「8」を指定する
※スライド番号は連続している必要があります。
4. スライド切り替え時間を設定する
続いて、スライドごとの表示時間を設定します。
- 左側のサムネイル一覧で、すべてのスライドを選択します。
(Ctrl + A を使うと早いです) - [画面の切り替え]タブ をクリックします。
- 「画面切り替えのタイミング」グループの中にある
[自動] にチェックを入れ、表示秒数を入力します。
例)「5」と入力すると、各スライドは 5秒後に自動切り替え されます。
スライドごとに秒数を変えたい場合は、該当するスライドを選び直し、同じ操作を行います。
5. 実際にスライドショーを開始する
設定ができたら、[スライドショーの開始]>[最初から] をクリックします。
スライドが指定した秒数で切り替わり、最後まで行ったら自動で最初に戻ります。
6. 正しく繰り返されているか確認する
スライドショーが一巡したあと、問題なく先頭に戻っていれば成功です。
止めたいときは Escキー を押します。
よくあるポイント
表示時間は何秒が良いか
案内スライドの場合、5〜10秒 がちょうどよいことが多いです。
情報量が多いスライドは少し長めにすると見やすくなります。
アニメーションを使用している場合
自動再生では、アニメーションの「開始」が
[直前の動作の後] になっている必要があります。
手動クリックが必要なアニメーションは流れが止まってしまうので注意します。
無人デモとして使うとき
キーボードを操作できないようにしておくと、来場者が触って停止してしまうことを防げます。
展示会場ではよく行われる工夫です。

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