学会の開催準備において、演題登録は中心的な作業のひとつです。UMIN(大学病院医療情報ネットワーク)が提供する「オンライン演題登録システム」は、こうした業務を効率化するために設計されたプラットフォームです。本記事では、このシステムの概要と利用方法について説明します。
1. システムの概要
UMINのオンライン演題登録システムは、演題の受付から査読、採否通知、発表資料の登録、さらには参加登録まで、一連の流れを統合的に管理できるよう構築されています。これまでに多数の医学系学会で採用されており、機能面・信頼性ともに実績のあるサービスです。
2. 主な機能
■ 演題登録機能
演者は、専用フォームから演題を登録します。登録後も締切日までは内容の修正が可能です。文字数や構成の自動チェック機能も備えられています。
■ 査読管理機能
査読者の割り当て、評価項目の設定、採点の集計などがオンライン上で完結します。査読のステップが複数ある場合にも対応しています。
■ 発表資料の登録
演者がPDFスライドや動画などをアップロードできる機能があります。オンライン学会やオンデマンド配信に適しています。
■ 参加登録
演題発表とは別に、参加者の登録受付や懇親会・抄録集の申込みなどもオンラインで受け付けることができます。
3. 利用料金(2025年4月現在の目安)
利用料は、過去の演題数に応じて以下のように設定されています。
過去の演題数 | 利用料(税込み) |
---|---|
1,000題以上 | 150,000円 |
100~999題 | 85,000円 |
100題未満 | 30,000円 |
詳細な見積もりや最新情報は、公式サイトを参照してください。
4. 利用の申請について
新規利用の場合は、演題登録開始予定日の4〜6ヶ月前、継続利用の場合は2ヶ月前までに申請が必要です。申込書の様式はUMINのサイトからダウンロード可能です。
5. 導入のメリット
このシステムを導入することで、メールやExcelでの煩雑なやりとりを大幅に削減できます。演題の数が多い場合や、オンライン開催を予定している学会には特に有用です。
リンク・参照先
UMINオンライン演題登録システム公式ページ:
👉 https://www.umin.ac.jp/elbis/endai/application/?type=continuation
備考:
本記事は2025年4月時点の情報をもとに記載しています。サービス内容や利用条件は変更される場合がありますので、最新の情報は必ず公式サイトをご確認ください。
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