自律神経カードゲームとは?
自律神経カードゲームは、薬理学の知識をゲーム感覚で学ぶことを目的として開発したブラウザゲームです。
プレイヤーは
- 標的臓器
- 受容体
- 医薬品
- 治療病態
の4種類のカードを集めながら、役を作って高得点を目指します。
例えば、
- 心臓 + β1受容体
- β1受容体 + ビソプロロール
- ビソプロロール + 高血圧
など、実際の薬理学で重要な組み合わせがそのまま得点になります。
ゲームを繰り返すことで、
「この薬はどの受容体に作用するのか」
「どんな病気に使われるのか」
「どの臓器に作用するのか」
を自然に覚えられるよう設計しています。
ゲームはこちら
遊び方
① 手札を確認する
ゲーム開始時に5枚のカードが配られます。
カードには
- 標的臓器
- 受容体
- 医薬品
- 治療病態
のいずれかが書かれています。
② カードを引く
毎ターン
- 山札から引く
- 相手が捨てたカードを拾う
のどちらかを選択します。
③ 1枚捨てる
6枚になった手札から不要なカードを1枚捨てます。
どのカードを残すかによって完成する役が変わるため、戦略が重要になります。
④ 手札を育てる
カードを集めて役を作り、高得点を狙います。
例えば
- 心臓 + β1受容体
- β1受容体 + ビソプロロール
- サルブタモール + 喘息
など、薬理学的に正しい組み合わせが得点になります。
⑤ 勝負宣言
十分に強い役ができたと思ったら、「勝負宣言」を行います。
CPUが勝負を受けると、その時点の役で勝敗が決まります。
一方、CPU側から勝負を仕掛けてくることもあります。
その場合は
- 勝負を受ける
- 降りる
を選択できます。
降りると、そのラウンドは50点減点となります。
役(得点)の種類
このゲームには、ポーカーのような役の概念があります。
役が大きいほど高得点となり、逆転勝ちも十分に狙えます。
① 1ペア(30~50点)
薬理学的に正しい2枚の組み合わせです。
例
- 心臓 + β1受容体 30点
- β1受容体 + ビソプロロール 40点
- ビソプロロール + 高血圧 50点
最も基本となる役です。
② 3カード(40点)
同じ種類のカードを3枚集める役です。
例えば
- 受容体カード3枚
- 医薬品カード3枚
- 標的臓器カード3枚
- 治療病態カード3枚
などが成立します。
得点:40点
③ 4カード(80点)
同じ種類のカードを4枚集める役です。
3カードよりも高得点となります。
得点:80点
④ フラッシュ(100点)
同じ神経系に属するカードを4枚以上集める役です。
例えば交感神経系では
- α1
- β1
- β2
- ビソプロロール
などを集めることで成立します。
副交感神経系でも同様です。
得点:100点
交感神経・副交感神経全体の理解が必要となる、中級者向けの役です。
⑤ フルハウス(180点)
臓器・受容体・薬剤・病態がすべて揃った役です。
例えば
- 心臓
- β1受容体
- ビソプロロール
- 高血圧
などの組み合わせです。
得点:180点
現在実装されている役の中で最も高得点となります。
得点の目安
| 役 | 得点 | 強さ |
|---|---|---|
| 臓器+受容体 | 30点 | ★☆☆☆☆ |
| 受容体+薬剤 | 40点 | ★★☆☆☆ |
| 薬剤+病態 | 50点 | ★★★☆☆ |
| 3カード | 40点 | ★★☆☆☆ |
| 4カード | 80点 | ★★★★☆ |
| フラッシュ | 100点 | ★★★★★ |
| フルハウス | 180点 | ★★★★★★ |
1つの手札で複数の役が同時に成立することもあります。
そのため、目先のペアだけではなく、「フラッシュ」や「フルハウス」を狙ってカードを残すことも重要な戦略になります。
なぜ1ペアでも点数が異なるの?
本ゲームでは、薬理学の理解の深さを反映するため、1ペアでも組み合わせによって点数が異なります。
30点:臓器+受容体
例
- 心臓 + β1受容体
- 血管 + α1受容体
- 気管支 + β2受容体
これらは、「どの臓器にどの受容体が存在するか」という薬理学・生理学の基本知識です。
40点:受容体+薬剤
例
- β1受容体 + ビソプロロール
- β2受容体 + サルブタモール
- α1受容体 + フェニレフリン
ここでは、「薬剤がどの受容体に作用するのか」という**薬の作用機序(Mechanism of Action)**を理解している必要があります。
50点:薬剤+治療病態
例
- ビソプロロール + 高血圧
- サルブタモール + 喘息
- アトロピン + 徐脈
これは、「その薬が実際にどの病気の治療に使われるのか」という臨床薬理学の知識です。
実際の医療に近い知識であるため、最も高い50点に設定しています。
つまり、本ゲームでは
臓器 → 受容体 → 薬剤 → 病態
という薬理学の学習の流れを、そのまま点数に反映しています。
ゲームを繰り返すことで、自然と「薬はどの受容体に作用し、その結果どの病態に用いられるのか」という薬理学の考え方を身につけられるよう設計しています。
初心者向け補助機能
薬理学をまだ勉強していない方でも遊べるよう、補助機能を搭載しています。
黄色表示(相性候補)
カードを1枚選択すると、
相性が良い可能性のあるカードが黄色で表示されます。
例えば
β1受容体
を選択すると、
- 心臓
- ビソプロロール
などが黄色になります。
初心者でも役を作りやすくなるよう工夫しています。
相手が捨てたカードには補助がありません
一方で、
CPUが捨てたカードを拾った場合、そのカードとの組み合わせは黄色表示されません。
つまり、
「このカードを拾えば役になる」
という判断は、自分自身の薬理学の知識を使って考える必要があります。
ゲームに慣れるまでは黄色表示を参考にしながら遊び、知識が身に付くほど、相手の捨て札を活用して有利にゲームを進められるようになります。
教育機能
勝負が終わると、
手札に含まれていたカードについて
- どの受容体に作用するのか
- どの臓器に作用するのか
- どのような薬理作用を示すのか
- どの疾患の治療に使われるのか
を自動で解説します。
ゲームを繰り返すことで、薬理学を楽しみながら復習できることを目指しています。
今後のアップデート方針とご意見・ご感想の募集
現在はVersion 0.1です。
今後は
- カードイラストの追加
- 新しい役の追加
- より賢いCPU
- 効果音
- アニメーション
- オンラインランキング
- 抗菌薬・薬物動態・内分泌など新しい分野への対応
などを順次追加していく可能性があります。
試しに作ってみた状態です。
是非改善案などを含めて、忌憚のないご意見・ご感想をお寄せください。
ゲームはこちら
薬理学をゲームで学びたい学生の皆さんや、授業・自己学習に活用したい方は、ぜひ一度プレイしてみてください。

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