🧪 薬物動態シミュレーターはこちら
薬物動態を「見て理解する」ためのシミュレーター
薬物動態(Pharmacokinetics, PK)は、
- 薬がどのように体内へ入るのか
- 体内でどのように分布するのか
- どのように消失していくのか
を学ぶ重要な分野です。
しかし、
- 数式が多い
- グラフのイメージがつかみにくい
- パラメータを変えたときの変化が想像しにくい
と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ブラウザ上で自由に条件を変更しながら薬物動態を学べる**「薬物動態シミュレーター」**を公開しました。
インストール不要で、PC・タブレット・スマートフォンから利用できます。
このシミュレーターでできること
現在のバージョンでは、1コンパートメントモデルを用いた代表的な薬物動態シミュレーションに対応しています。
対応しているシミュレーション
- IV Bolus(単回静脈内投与)
- Oral Single Dose(単回経口投与)
- IV Drip Infusion(点滴静注)
- CLtot=CLh+CLrモデル
- IV Bolus Repeated Dose(静注反復投与)
- IV Bolus Repeated Dose(途中で投与量変更)
- Oral Repeated Dose(経口反復投与)
- 2条件比較
- CLh・CLrを考慮した反復投与シミュレーション
教育でよく扱われる代表的な条件を1つのシミュレーターにまとめました。
パラメータを自由に変更できます
各シミュレーションでは、
- 投与量(Dose)
- 分布容積(Vd)
- 全身クリアランス(CLtot)
- 消失速度定数(ke)
- 半減期(t1/2)
- 吸収速度定数(ka)
- バイオアベイラビリティ(F)
- 投与間隔(τ)
- 投与回数
などを自由に変更できます。
パラメータを変更すると、血中濃度曲線がリアルタイムで再計算・再描画されます。
数式も同時に確認できます
薬物動態では、数式とグラフを結び付けて理解することが重要です。
このシミュレーターでは、
- 使用している薬物動態式
- CL、ke、半減期の関係式
- AUC
- Css,ave
なども画面内で確認できます。
数式とグラフを見比べながら学習できるよう設計しています。
計算結果も表示
グラフだけではなく、
- AUC
- Cmax
- Tmax
- Css,ave
- CLtot
- t1/2
- Crossing Time
- eGFR
- Ccr
なども自動計算して表示します。
さらに、CSV形式で計算結果をダウンロードすることも可能です。
このシミュレーターを作成した理由
薬物動態は、「数式を暗記する」よりも、「パラメータを変えると何が起こるのか」を自分で試すことで理解が深まる分野です。
例えば、
- Vdを大きくすると血中濃度はどう変化するのか?
- 半減期を長くすると定常状態はどう変わるのか?
- 投与間隔を変更すると蓄積はどう変化するのか?
このような疑問を、自分で条件を変更しながら確認することで、薬物動態の考え方をより直感的に理解できることを目指しています。
薬物動態教育では、シミュレーションを利用してパラメータと濃度推移の関係を可視化することが理解を助けることが知られており、教育用Webシミュレーターも報告されています。
対象となる方
このシミュレーターは、
- 医学生
- 薬学生
- 看護学生
- 生命科学系学生
- 薬物動態を学び直したい方
- 薬理学教育を担当される教員
などを対象としています。
講義や実習、自己学習の補助教材として利用していただければ幸いです。
薬物動態シミュレーターはこちら
🧪 https://shirofuwa.com/game/PK_Simulator/
ぜひ実際にパラメータを変更しながら、薬物動態の理解に役立ててください。

コメント